交代浴を知る
サウナのその先にあるとも
言われている『交代浴』は、
温冷浴とも呼ばれ、
温度の異なる浴槽へ交互に入る入浴法です。
サウナが『調う(ととのう)』に対し、
交代浴では『仕上がる』と呼びます。
自律神経を
交代浴で
ととのえる







温泉(サウナ)と水風呂を
交互に入る最も有名な交代浴。
自立神経を刺激することで様々な効能を得ます。



水風呂同士を交互に入ること。
独特の感覚を得ることが出来、
その先の深いととのいへ導きます。



湯温の異なる温泉同士を交互に入ること。
温泉の効能を最も吸収し、
緊張をほぐす効果が期待されます。



温泉(サウナ)と水風呂を交互に入る最も有名な交代浴。自立神経を刺激することで様々な効能を得ます。



湯温の異なる温泉同士を交互に入ること。温泉の効能を最も吸収し、緊張をほぐす効果が期待されます。



水風呂同士を交互に入ること。独特の感覚を得ることが出来、その先の深いととのいへ導きます。
これらを交互に行うことで、
自律神経のバランスをととのえていく。
ここだけの「仕上がり」を体感あれ。
高温浴と冷水浴の効果(42℃以上・20℃以下) | |||||||||
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交感神経 緊張 | |||||||||
交感神経 緊張 | 瞳孔 | 拡大 | 末梢血管 | 収縮 | |||||
呼吸数 | 増加 | 発汗 | 促進 | ||||||
心拍数 | 促進 | 筋肉 | 収縮 | ||||||
血圧 | 上昇 | 血液粘度 | 増大 |
温浴と微温浴の効果(34℃以上・40℃未満) | |||||||||
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副交感神経 リラックス | |||||||||
副交感神経 リラックス | 瞳孔 | 縮小 | 末梢血管 | 拡張 | |||||
呼吸数 | 低下 | 発汗 | 低下 | ||||||
心拍数 | 抑制 | 筋肉 | 弛緩 | ||||||
血圧 | 低下 | 血液粘度 | 低下 |

大浴場
鹿の湯
男湯と女湯は
入れ替え制で異なるサウナを
お楽しみいただけます。

温度が異なる
3種類の温泉と2種類の水風呂。
そしてサウナで様々な交代浴を
楽しむことが出来ます。

【それぞれの効果】
定山渓の開湯当時から
豊平川沿いに湧き出る名湯。
交代浴に最適な湯温を作り出す、
伝承の技をご堪能あれ。
熱の湯
42℃〜44℃
入り初めに感じるピリッとした熱さが、自律神経を刺激し体を目覚めさせる効果を持つ。温冷交代浴の醍醐味を最も感じることが出来る浴槽ともいえる。
仏の湯(不感湯)
35℃〜37℃
体温に近い低温浴槽は、体への負担が少なく長時間の入浴が可能となる。熱の湯や水風呂の後に入浴すると、体が溶けてしまうかのような独特の感覚を味わえる。
傷の湯
39℃〜41℃
浴場真下から湧き出る温泉の香りと、国立公園の澄んだ空気、そして目の前を流れる川の音を楽しめる浴槽。野生の鹿の傷をも癒す、塩味を感じるとろみのある浴槽。
国立公園を流れる豊平川の
源流水を掛け流した水風呂。
驚くほど肌触りの優しい大地の水を
思いっきり味わってほしい。
痺れ水
7℃〜9℃
沢水を水温一桁まで冷やした通称シングルと呼ばれる水風呂。サウナ後に体の表面を「しめる」行為に最適だが、長時間の入浴は禁物だ。
癒し水
14℃〜16℃
温泉との交代浴に最適な温度の水風呂。痺れ水の直後に入浴すると、この水風呂がぬるま湯に感じてしまう、不思議な体験も楽しめる。
壁天井にヒノキ材を使用、
20分間隔で発生する
長尺のロウリュによって、
暴君を彷彿とさせる
容赦ない熱波が襲ってくる。
鹿の蒸(段式)
95℃〜100℃
座る場所で温度差が異なる、4段のスタジアム型サウナ。天井から最も近い最上段は、通称「修羅席」と呼ばれる。ここで受けるロウリュは気を付けた方が良い。
鹿の蒸(円式)
90℃/95℃
ストーブをサウナ室中央に配した、サークル型サウナ。40秒を超える長尺ロウリュが生み出す良質な蒸気が全身を包み込み、心地よい発汗を得られる。
交代浴指南書
当館で推奨する
代表的な入り方をご紹介します。
時間は目安であり、体調に合わせ
セットを重ねる事で
体を「仕上げていく」ことをを意識すること。




熱の湯
3分
癒し水
1分
交代浴の王道とも言える。熱めのお湯で交感神経を刺激し、体をしっかり温めた状態で水風呂で体を冷やす。これを繰り返すことで、自律神経を刺激し体を最適なポジションへ動かす。




鹿の蒸
10分
痺れ水
1分
外気浴
10分
サウナの王道。体の芯までサウナで温まり、汗を流して水風呂へドボン。体の表面がしまり、内部は温かい状況で行う外気浴で、心地よいととのいを得られる。




傷の湯
5分
仏の湯
5分
外気の中の温泉と、不感湯。長い時間の入浴を楽しみたい方に最適。
鹿の湯の効能を最も感じる事が出来る、究極の温温交代浴。




痺れ水
30秒
癒し水
1分
サウナ後に、痺れ水へ入水。30秒ほど体をしめて、隣の癒し水に入る。冷たいはずの水風呂が暖かく感じ、独特の浮遊感と多幸感に包まれる。水風呂を極めし者のみ挑戦可。
交代浴の作法
入浴前にコップ一杯程度の水分を補給しておくこと。
最初の浴槽へ入る前に、掛け湯をして身体を温度に慣らしながら洗い流すこと。
「熱の湯」「鹿の蒸」「水風呂」は体に一定の負荷が掛かります。
無理な入浴はお止めください。ご自身の体調に合わせ、2〜3セットごとに椅子に座り休憩をとること。
入浴後もコップ一杯程度の水分を補給すること。
注意事項
食事の直前、直後や飲酒後の入浴は避けること。
運動後の30分程度は入浴を避けること。
過度の疲労時は、無理に入浴を続けないこと。
定山渓が誇る 名湯 ”鹿の湯”



この地には、
野生の鹿が
傷を癒しにつかるほどの名湯がある・・・。
定山渓の開祖・美泉定山にいざなわれ、
この地にたどり着いた初代北海道長官・岩村通俊。
定山から話を聞いた岩村は、
この湧き出る温泉を『鹿の湯』と名付けた。
当館の由来でもあり、今でもこの大浴場の真下から
湧き出るこのお湯は、
定山渓で唯一の固有の名を持つまさに名湯。

豊平川源流の沢水を使用した
かけ流し水風呂オートロウリュサウナ
「鹿の蒸」でととのい体験豊平川を望む露天風呂から、
うつろう四季を感じる

一度の湯浴みで、肌も心も生まれ変わる





鹿の湯の源泉には、ナトリウムをはじめとするミネラルが豊富に含まれ、体を芯から温め血行促進をもたらします。冷え性や肩こり、疲労回復に対してはとくに評判が高く、寒い季節には体の冷えを改善し、リラックスしたひとときをお約束します。また、塩分を含むため、入浴後は肌に保湿効果があり、しっとりとした感触が長く続くのも特徴です。さらに、温泉に含まれるミネラル成分は新陳代謝を活性化させ、体内の老廃物を排出する手助けをします。
【温泉分析書より】
※温泉分析書は大浴場の脱衣所に掲示しています。◯源泉名:鹿の湯(鹿の湯 33号泉)
◯泉温:73.5℃ 自然湧出
◯pH値:6.4
◯泉質:ナトリウム - 塩化物温泉(低張性中性高温泉)
温泉分析表